住所
〒952-0106 新潟県佐渡市新穂瓜生屋492地図情報をLINEに送る
バス
南線 「新穂行政サービスセンター前」下車南線:時刻表
車
両津港から車で約20分100台(無料)
佐渡市には、古くから「説経人形」「のろま人形」「文弥人形」の三つの人形芝居があり、いずれも国の重要無形民俗文化財に指定されています。
その中で一番古い説経人形は、太夫による三味線の弾き語りの説経節に合わ一人遣いの人形で合戦ものや人情ものを演じるもので江戸時代中頃まで江戸や上方などの都市で人気を呈しましたが、次第に中央から姿を消し、地方の大衆娯楽として演じられてきました。
現在、佐渡では唯一、廣栄座が継承しています。
一方、のろま人形は、説経人形の幕間狂言として演じられてきました。一人遣いの突っ込み人形をあやつる遣い手が語る佐渡弁の巧みなセリフ回しで、時事ネタや風刺なども交えながらその場の雰囲気に合わせ話を展開し観衆の笑いを誘います。
舞台は客席と舞台をおよそ1.5mの高い腰幕一枚で隔てただけの原始的なものを使います。
のろま人形に登場するのは、道化役の木の助を主人公に、下の長者、お花、仏師で、演目は「生地蔵」、「そば畑」、「五輪仏」など喜劇性の強いものが中心です。
どの話も最後に決まって失敗した木の助が着物を脱がされ裸になり、放尿し大爆笑の中に幕となります。
この木の助の放尿をあびると子宝に恵まれるとも言われています。
かつては、人形ごとに、人形株という所有権があって、それを持っていないと演じることはできませんでした。
◆のろま人形の上演について
のろま人形芝居が見られるのは、7月下旬から8月中旬の週末にかけて行われる「のろま人形上演会」、会場は佐渡市新穂地区の新穂公民館です。
この他、8月上旬に行われる佐渡市下新穂の新穂城址はすまつりでも上演されます。
登場人物の人形が佐渡弁で時にアドリブを入れながら話すところが楽しい。
最後に丸裸にされた主人公が、客席に向かって放尿するシーンがシャッターチャンス。
文弥人形芝居
着物の背を縦に裂いて、左手で胴体の軸を握り、糸を中指に巻いて頭を動かし、右手を右袖の中に入れて使う「差し込み式」で、豊かな感情表現が特徴。頭が前後左右に動くので「がくがく人形」とも呼ばれる。
一ノ宮まつりの大獅子
10人ほどの男衆が入って各家を門付けしてまわる羽茂飯岡集落の大獅子。獅子は雌獅子だがやんちゃで、途中、家と家の間を移動する際、道路を使わず田んぼの中や川の中を渡る。大きく体をくねらせながら邪気を払う。
佐渡民謡
佐渡おけさで有名な佐渡民謡は、13種類もある盆踊り唄のひとつだが、佐渡には他にも、労作唄、祝儀唄、神事唄を含む季節行事唄、仏教唄など多くの民謡がある。復元された佐渡奉行所で「佐渡民謡の祝祭」を開催。