住所
〒952-1504 新潟県佐渡市相川下山之神町地図情報をLINEに送る
バス
本線、七浦海岸線 「相川博物館前」下車 徒歩5分本線:時刻表
七浦海岸線:時刻表
車
両津港から車で約50分乗用車:30台
やわらぎは、佐渡金銀山が繁栄した江戸時代、山の神の心を「なごめ、やわらげる」とともに、金銀を含んだやわらかい鉱石に当たることを祈って金掘りの労働者たちが歌った唄で、豊かな金銀鉱脈の発見を願う鉱山の祝歌で、別名「蓬來・ほうらい」ともいわれていました。
わらのむしろで作った袋を裃として、頭にむしろの烏帽子、顔には鼻切面を被り、長い髭をつけた人が中央に座って幣束を振りながら祝歌を唄います。
そして、左右に花切面を被った坑夫が並んで、樽を叩いたり、たがねで鉱石を掘る所作をします。
むしろの裃には、大きなムカデが描かれていますが、これは古くからムカデが金運を招くものとされたことやその姿が金鉱脈に似ていたことから鉱山師の間では神様的存在だったとされます。
毎年7月下旬の週末に相川地区で行われる鉱山まつりの神事式の場で、山の神を祀る大山祇神社に奉納されます。
新町まつりのたかみ獅子
「たかみ」とは、竹や藤づるで編んだ農具(藤箕)。米などの穀物をふるい殻や塵を取り除く。「たかみ」を上下に重ねると獅子頭に見えることから作られたという。獅子には10人の男が入り威勢良く門付けしてまわる。
徳和まつり(春)
鬼太鼓は相川鉱山の抗夫が金を掘る姿を舞に取り入れたのが特徴で、オスメスの鬼が薙刀やバチを持ち片足をあげて舞う。「木遣り」が10番まで唄われる中、大獅子が時間をかけて石段を上る様は見応えがある。
上横山まつりの鬼太鼓
鬼太鼓は、能の要素を取り入れた潟上型で、大人の舞に加え、後継者育成のため子供の舞もある。また、潟上型では珍しい2人の鬼が向かい合って舞う組おどりも見られる。