住所
〒952-0103 新潟県佐渡市新穂潟上2532地図情報をLINEに送る
バス
南線 「天王下」下車 徒歩10分南線:時刻表
車
両津港から車で約10分5台
天王まつりは、加茂湖の南側、新穂潟上の丘陵地の森にある牛尾神社の祭礼で、毎年、6月12日に前夜祭、13日に本祭が行われます。
氏子は新穂潟上と吾潟の2つの集落で、祭り当日は、それぞれの集落から鬼太鼓が出て各家を門付けします。
この集落の鬼太鼓は、江戸時代に能太夫が鬼舞に能の動きを取り入れた振り付けをして牛尾神社に奉納したと伝えられています。
その舞には、随所で能の摺り足の所作が見られ現在、佐渡のおよそ120ケ所で行われている鬼太鼓の、およそ6割が、この集落の鬼太鼓の舞方を取り入れたもので、いわゆる潟上型の始まりとされています。
また、太鼓は、新穂潟上集落の関口六助が江戸時代に信濃や祇園で習ってきたものを、代々研鑽してきたものと言われています。
祭り当日は、2組の鬼太鼓が神社にあつまり舞を奉納したあと、神輿を先導して御旅所などをまわります。
また、吾潟集落の鬼太鼓には、鬼面を寄贈した家(北見家)を代々、面宿と呼び、休憩の際に、鬼面をこの家の床の間に置く習慣が残っています。
住吉まつりの鬼太鼓と樽囃子
50年前に地元の有志により始められた住吉の鬼太鼓は潟上型。子供から大人までが参加し、港町らしい荒々しい動きが特徴。近年は、女性による樽囃子が披露される。息のそろった高速打ちが見どころ。
杉野浦まつりの小獅子舞
三匹獅子踊りに、ささら踊りと太刀の舞が加わるのが大きな特徴。先獅子が雄で頭に刀、中獅子が子供で頭に飾りがなく、後獅子が雌で頭に角の飾りを付けている。太刀の舞は、三匹の獅子を順に切るように舞う。
鷺流狂言
宗家が廃絶し、中央から消えた鷺流狂言が、佐渡で民間芸能として生きていた。残されていた狂言本をもとに現在、佐渡鷺流狂言研究会中心となり鷺流狂言の継承者養成に務める。