住所
新潟県佐渡市中興乙地図情報をLINEに送る
バス
本線 「農業技術センター」下車 徒歩10分本線:時刻表
佐渡市金井地区の中興集落の中興神社の例祭で、集落内の3つの地域(藤津・鳥越郷、町・岩野・丹下坂郷、野口郷)から、それぞれ鬼太鼓が出て、朝5時半ころから日が暮れるまで各家を門付けしてまわります。
鬼太鼓は、集落の人が明治に入って舞は新穂潟上集落から太鼓は新穂舟下集落から習ったと言われる潟上型鬼太鼓で、阿吽の鬼面のオス鬼、メス鬼が交代で舞います。
獅子はつきません。祭り当日の午後4時から神社境内で3つの地域の鬼太鼓の競演があり、省略が無い本式の舞を披露します。同時に3組の鬼が舞うのは迫力あります。
また、前日の宵宮でも鬼太鼓が奉納されます。
鬼太鼓の奉納の後は、流鏑馬が古式ゆかしく行われます。神官のほら貝を先頭に露払い、弓や衣装などの道具持ちなどのお供を従えた上組と下組の2人の子供の射手が、神殿前を出発し、御旅所まで歩きます。かつては、射手は馬に乗り神輿とともに集落内の三郷を周っていましたが、現在はご神木の回りを3回周っています。その後、射手は、神社の西側の広場で狩衣から垂直姿に着替え、東の的場に向かいます。的場に設置された的に向かって射手が順番に弓を射ます。続いて西の的場に移動し同じように的を射ます。かつて射手は馬上から行っていましたが、馬が確保できなくなると、人の背中に乗って行っていた時代もありました。見事、的の中心を射抜くと豊作になると言われていました。
この集落の流鏑馬では、的を回る際に、ザーザー・オーイオーイの掛け声がかけられるのが特徴です。ザーザーは清らかな水(川や滝)の流れの音を表わし、オーイオーイは神様への呼びかけだということです。2人の射手は、祭りの1週間前から神社の社務所に寝泊まりして、神前に弓を捧げたり毎日、佐和田海岸や近くの川などに水くみにでたりして身を清めました。現在は、前日のみ行われています。
集落内の3つの鬼太鼓は、舞が少しずつ違います。伝統的な流鏑馬も楽しめます。
松前まつりの鬼太鼓
鬼太鼓は山車に、太鼓と裏打ち役を乗せて、ロープで引きながら家々をまわる。舞手は、鬼と面をつけない助打ちで半纏を来た奏者が舞うこともある。すり足が基本の為、わらじのすり減りが早い。
佐渡民謡
佐渡おけさで有名な佐渡民謡は、13種類もある盆踊り唄のひとつだが、佐渡には他にも、労作唄、祝儀唄、神事唄を含む季節行事唄、仏教唄など多くの民謡がある。復元された佐渡奉行所で「佐渡民謡の祝祭」を開催。
真木まつりの鬼太鼓
阿吽一対の鬼(雄・雌)が交互に舞う潟上型で、すり足など能の舞を取り入れた舞。昭和50年の復活以降、近隣の集落に鬼太鼓がなかったころは、祭りの日に頼まれて舞っており、下久知集落の鬼太鼓に伝播。