住所
〒952-2213 新潟県佐渡市北田野浦地図情報をLINEに送る
バス
海府線 「北田ノ浦」下車海府線:時刻表
佐渡市相川地区の海沿いの集落、北田野浦集落。鎮守の御礼智神社の例祭は、4月15日で、前日夜の宵宮で花笠踊りが奉納されます。
北田野浦集落の花笠踊りは、夏になると各地で行われている盆踊りの基となった風流踊りの形式を佐渡で最も色濃く残した芸能です。
風流踊は、花傘を立て、中踊りといわれる動物などに仮装したものが太鼓や小鼓などで囃子ながら動き回る囃子物が内に入り、そのまわりを側踊りといわれる、そろいの衣装などで着飾った踊り手が取り巻いて行われます。
さらにその外に棒を持った警護の役の者がいます。
北田野浦集落の花笠踊りにおいて、中踊にあたるのが「しし舞」、そして側踊りが「花笠」となります。
宵宮では、集落センターをかわきりに神社やお寺など4ケ所で踊りが披露され次の場所へは「渡り太鼓」と呼ばれる提灯行列で向かいます。
会場につくと太鼓と芸打ちが時計回りにまわって庭とよばれる踊り場をつくります。そして雄・雌・子獅子の三匹の獅子によるしし舞が始まります。
三匹のししが途中二匹になって踊りますが、これは霧にかくれて見えなくなった子獅子を親獅子が探す場面です。
また、ここの獅子頭は独特で骨組は竹で作られ表面に苔が貼られ、頭の毛にはスガモという泥染めした海藻が使われています。
花笠は、着物姿に花笠をかぶった踊手が、ササラとよばれる竹の楽器を持って踊ります。
踊の輪の前に立てられた笠鉾には鈴が付いており演技の変わり目に鳴らします。
囃子には、太鼓と笛が使われ、笛は奏者自らが竹で作った一穴の笛で島内では珍しいものです。唄は、ならしと呼ばれ太鼓の奏者が唄います。
薄明りの下で行われる幻想的な芸能です。
相川まつりの御太鼓
佐渡金銀山で栄えた旧相川町の7つの集落の例祭で、大工町の太鼓組の御太鼓が登場する。太鼓組は裏太鼓、豆まきの翁、長刀、棒、七つ役、提灯で構成され、烏帽子をかぶった豆まきの翁は、升と柿を持って舞う。
大膳神社の奉納能
大膳神社の能舞台は、佐渡に現存する約35の能舞台の中で最も古く、茅葺き、寄棟造。佐渡で能に携わる人たちの多くはプロではなく、それぞれ仕事をしながら能の研鑽に努めている。演能のシテ方は、今は全て宝生流。
北田野浦まつり
動物に仮装したものが太鼓などで囃子ながら中で踊り(しし舞)、その外側を「花笠」踊りが取り巻く。獅子頭は、竹の骨組みに苔を貼り、頭の毛にスガモという海藻を使う。薄明りの下で行われる幻想的な芸能。