住所
〒952-0715 新潟県佐渡市杉野浦72地図情報をLINEに送る
バス
赤泊線 「杉野浦」下車赤泊線:時刻表
車
両津港から車で約1時間15分小木港から車で約20分
佐渡市赤泊地区にある海岸沿いの5つの集落、大杉、杉野浦、南新保、柳沢、真浦の集落をあわせて上浦と呼び、4月1日に各神社で春の例祭が行われます。
その中で、現在、芸能が行われているのが、杉野浦集落のみです。朝、集落の鎮守、白山神社で小獅子舞や大獅子の舞いが奉納されたあと日が暮れるまで各家を門付けしてまわります。
杉野浦集落の小獅子舞は、三匹獅子踊りに、ささら踊りと太刀の舞が加わるのが大きな特徴です。
小獅子舞は先獅子、中獅子、後獅子による三匹獅子踊りで、先獅子が雄で頭に刀、中獅子が子供で頭に飾りがなく、後獅子が雌で頭に角の飾りを付けています。
衣装の幕には三匹とも鳳凰が描かれていて、胴に付けた太鼓を打ちながら横笛と唄に合わせて踊ります。
ささら踊りは三人の子どもが三匹獅子の前で、竹の楽器・ささらを摺りながら踊ります。花笠を冠っていることから「花笠踊り」とも呼ばれています。
太刀の舞は三匹の獅子を順に切るように舞い、門付けでは、ふるまいやご祝儀などのお礼(お花のお礼)として主に演じられています。
また、大獅子は、中に9人くらいの大人が入り、幣束持ちと笹竹持ちが先導し神社を出発したあと集落の堺で舞ったあと、伊勢音頭や木遣りを唄いながら門付けにまわります。家の玄関では、頭をカチカチと打ち鳴らし、大きな音を出すことで邪気を払います。
日が暮れて門付けが終わると、神社の石段で「練り上げ」と呼ばれる神様のお使いの大獅子が神殿へと帰っていくための祭りおさめの舞が時間をかけて行われます。
日野公忌奉納能
佐渡配流となって1332年に刑死した日野公こと日野資朝卿の命日に、墓がある妙宣寺で供養が行われ、本堂内の畳の間で能と鷺流狂言が奉納される。神社の能舞台とは、違った雰囲気が楽しめる。
羽茂まつりのつぶろさし
おけさ柿の産地、羽茂地区の大神楽舞楽。男根に似せた木の棒を持って舞う「つぶろさし」という主役の男や、竹の楽器ササラをすりながら、つぶろさしにせまる美女役の「ササラすり」が登場する。
宿根木のちとちんとん
「ちとちん」と呼ばれる男根を持った男役、「とん」と呼ばれる摺りササラを持った女役のユニークな舞が特徴。人間の性的行為を作物などに感染させる感染所作(かまけわざ)で五穀豊穣を祈る。