住所
〒952-0704 新潟県佐渡市莚場1004地図情報をLINEに送る
バス
前浜線 「本竜寺前」下車 徒歩1分前浜線:時刻表
車
小木港から車で約30分駐車場なし
赤泊地区筵場集落の白山神社の例祭には鬼太鼓と大獅子が奉納されたあと各家を門付けしてまわります。鬼太鼓は、赤鬼と青鬼が向かい合って太鼓や横笛のリズムに合わせて舞う「前浜型」で、鬼だけでなく、「打ち子」または「ちいせい鬼」と呼ばれる頬に丸く赤い紅を塗って艶やかな衣装を身に着けた子供の踊り手や、はんてんを着た大人の踊り手、進行役でご祝儀を披露する鼻切りをつけたロウソも時折加わり賑やかに踊ります。
莚場集落の鬼太鼓は、江戸時代の終わり頃、松ケ崎地域から習ったものと伝えられていますが、現在、3通りの踊り方があります。旧式の「ドンコスコ」と呼ばれる踊りは、松ケ崎集落から習ったもので鬼だけでロウソは踊りに加わりません。中式の「ドンドコドンコン」と呼ばれる踊りは、浜河内集落から習ったもの、新式の「ドンコドンコン」と呼ばれる踊りは、丸山集落から習ったもので、これらは鬼とロウソが踊りますが、それぞれテンポが違います。
この集落に3通りの踊りがあるのは、かつて集落に2つの神社があり、それぞれで踊られていた鬼太鼓を昭和32年の合祀後も守ったからです。
この他、10人近い大人が入って玄関口で頭を鳴らして厄を払う大獅子も門付けして歩きます。大獅子は、玄関で頭を鳴らしたあと、一回まわって後ろ向きになり、家の中に収められ、鬼太鼓が終わるまで休憩します。日が落ち門付けが終わると、祭りを惜しむかのように伊勢音頭や木遣り歌が歌われる中、大獅子はゆっくりと時間をかけて神社にもどっていきます。
鬼、打ち子、ローソ、半纏がさまざまな組み合わせで舞う。太鼓には、木製の男根が吊り下げてある。
加茂歌代まつりの鬼太鼓
上組、中組、下組の3組の鬼太鼓が賑やかに門付けしてまわる。鬼太鼓の舞いは、両津夷集落から習ってきたものとされ、動きが大きい。朝6時に神社でそろって舞を奉納したあと、夕方まで門付けを続ける。
宵の舞(相川音頭流し)
江戸時代に佐渡金銀山と佐渡奉行所を結んだメインストリート「京町通り」で、日没後にぼんぼりに火がともると、島内外から参加した民謡愛好者が浴衣に編み笠姿で、生の演奏と哀愁をおびた歌にあわせ踊り流す。
八幡まつりの鬼太鼓
豆まき型の鬼太鼓で、長刀を持つ青鬼、棒を持つ赤鬼、升とナスを持つ黒面の豆まき翁、白面の豆まき翁の構成。白面、黒面の翁が交互に舞い、鬼を退散する。八の字に足踏みする翁の舞は、麦踏みを模しているという。