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久知八幡宮例大祭の奉納芸くじはちまんぐうれいたいさいのほうのうげい

開催日

9/15に近い日曜

開催地

下久知集落、久知八幡宮、野崎集落、城腰集落

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久知八幡宮例大祭の奉納芸久知八幡宮例大祭では、神前行事のほか、御輿渡御や流鏑馬等が行われます。

これに加え城腰集落からは花笠踊(県指定無形民俗文化財)、野崎集落から刀刀、下久知集落から鬼太鼓が神社に奉納されるなど、中世の祭礼神事の名残を留めています。

久知八幡宮例大祭の奉納芸その中の花笠踊は、天文年間(1500年代)より伝承されている芸能で、久知六代の地頭「本間下総介時泰」の命により京都や奈良方面で舞修行を積んだ
城腰集落の「春日武左エ門」が完成させ神社に奉納したのが始まりといわれています。

久知八幡宮例大祭の奉納芸踊りは、風流踊りのひとつで、農事を祝う四部の田楽踊りで構成されています。境内(または社殿内)にしつらえた八角形の埒(らち)の内で、
中央に座る太鼓や笛、地謡などの囃子にあわせて、その周囲を花傘をかぶった振り袖早乙女姿の子供たちが輪踊りします。
田植えを祝う「御田踊」、豊作を祝う「神事踊」、収穫を祝う「千代踊」「金田踊」からなる踊りの合間に鬼舞、獅子踊り、法問答などが加わります。
各集落からの芸能が神社に奉納されるのは、その昔、新田開発した田んぼが水不足になった際に、この神社に雨乞いをしたら神社の境内から湧き水が出て
水枯れを救った、その御礼だと言われています。主な構成員は、東西坊、中音頭、金、中太鼓、裏太鼓、笛、三匹獅子、鬼、ししぼう、だんな、花笠。

久知八幡宮例大祭の奉納芸〈獅子踊り〉
  3匹獅子の踊りで、途中に獅子のいわれについての問答が入ります。

久知八幡宮例大祭の奉納芸〈鬼舞〉
 花笠踊の中で舞われるもので、一般的な鬼太鼓の様な激しい動きはありません。鬼は、中腰姿勢で担いだ太鼓と共に八角形の垣立内の中をゆっくりと舞います。

久知八幡宮例大祭の奉納芸〈刀刀〉
  野崎集落に伝わる武芸で祭りの露払いとして垣立内の中で最初に奉納されます。小学生低学年8人で構成される「刀刀の部」と小学生高学年と中学生8人で構成される「長刀の部」が
  あり、刀と刀、長刀と長刀、刀と長刀、棒と棒などを組み合わせ5種の技を演じます。
  武士姿の男子が「トウ、トウ」と声を発しながら互いに呼吸を合わせ刀を交わす妙技が見どころです。
  2004年に保存会が結成されています。

久知八幡宮例大祭の奉納芸〈御輿渡御〉
 3集落からの神輿が神社のまわりを練り歩きます。そして、祭りの最後には流鏑馬が行われます。

久知八幡宮例大祭の奉納芸〈鬼太鼓〉
  下久知集落の鬼太鼓が午前5時頃に久知八幡神社に舞を奉納した後、集落内を門付けしてまわります。能の要素を取り入れた潟上型の鬼舞で
  途中、太鼓の前に仁王立ちしてぐるぐると手を大きく回すのが特徴です。また、太鼓持ちらが太鼓のリズムに合わせた掛け声をかけ盛り上げます。
  早朝に神社で奉納した後、集落の上の方から門付けを行い、昼前に野崎集落に刀刀を迎えに行ったあと、神社で再び舞を奉納します。
  神社以外に正式な舞が見られるのは、区長・神主・新鬼(オス・メス)の家など特別な場所で、その他は省略した舞となります。
  
  

久知八幡宮例大祭の奉納芸神社での奉納のあと、神輿渡御の前を、太鼓を持った青年たちが往復しながら太鼓をたたかせまいと全力で走る「あばれ太鼓」も見どころです。
鬼太鼓の歴史は、大正10年前頃に近くの真木集落から習ったと伝えられており、昭和35年以降、人手不足で一時中断しましたが昭和43年に
鬼太鼓保存会が結成され今日に至っています。
祭り先日の夜は、神社で夜祭り(宵宮)があり、巫女舞、大国主の舞などの神楽と鬼太鼓が奉納されます。

みどころ

3つの集落に伝わる芸能が、祭り当日の午後から刀刀、花笠踊り、鬼太鼓の順で神社に奉納される。室町時代に集落の人が神社に芸能を奉納するために京都や奈良などで芸を習ってきたと言われている。芸能の奉納のあと、神輿渡御、流鏑馬が行われる。

アクセス

住所

〒952-3424 新潟県佐渡市下久知780

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バス

東海岸線 「河崎学校前」下車 徒歩15分
東海岸線:時刻表

両津港から車で約両津港から車で9分

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