住所
〒952-2206 新潟県佐渡市小田51地図情報をLINEに送る
バス
海府線 「小田」下車 徒歩5分海府線:時刻表
小田集落の鎮守、夷神社の祭りには、「ササラ」「四つ切り舞」「麦まき」が演じられます。佐渡ではここ小田集落のみで伝承されている芸です。
14時頃から役者が神社に集まり、式の後ササラ、四つ切り舞、麦まきの順で行われます。境内には屋台が二つあり一つは太鼓と笛の奏者が入り、もう一つには四つ切り舞と麦まきの演者が出入りします。
初めに「ササラ」が演じられ、神社前に据え付けた太鼓の音に合わせ竹製のササラをすりながらヒョットコ面を被った二人が二匹の獅子を挑発するように踊ります。
続いて「四つ切り舞」。屋台から登場し片手に鈴、もう一方の手に刀を持ち、笛と太鼓に合わせ対角線で入れ替わりながら舞います。
最後に「麦まき」。ヒョットコ、オカメ面の夫婦と天狗の3人が演じます。鍬を持ったヒョットコが畑を耕し、オカメが箕を持って麦をまく所作をします。天狗はまいた麦を掘り返したり、箕の中の麦をいたずらしたりします。夫婦は追い回しますがなかなか捕まりません。そこで知恵を出し縄で天狗を捕まえます。捕まった天狗はあっぱれとばかりに日の丸の扇子を掲げます。
しばらくは笛の奏者がおらずテープの演奏で演じられていましたが、平成29年から女性が笛の奏者を務めています。初めての女性の参加となりました。
この他、昔は棒術の「棒振り」があり、刀と棒を持った2人の男が武芸を披露しました。その当時は、門付けも行われていたということです。(2024年に復活)

佐渡では唯一の芸が見られる


戸地まつりの白刃
神道白刃は、武術を長く忘れることのないようにと武技の形に鬼太鼓の舞を取り入れた武芸。武具は、小薙刀・大薙刀・半棒・大棒・陣鎌の5種。その組技が54もある。最後は、相手の刀に鎖を巻き付け奪い取る。

天王まつりの鬼太鼓
この集落の鬼太鼓は、江戸時代に能太夫が鬼舞に能の動きを取り入れた振り付けで、牛尾神社に奉納したとされている。この振り付けは、佐渡の鬼太鼓の6割が取り入れている「潟上型」の始まりとされている。

五所神社の御田植神事
新潟県無形民俗文化財に指定されている佐渡市の五所神社の御田植え神事は、その年の豊作を祈願する予祝芸能である。田起こしから田植までの所作を7つの儀式に。神事に楽人の演奏が付くのは佐渡ではここだけ。