住所
新潟県佐渡市青野地図情報をLINEに送る
バス
本線 「窪田」下車 徒歩15分本線:時刻表
青野・西山田集落の鎮守、白山神社の祭礼には、相川から伝わったとされる豆まき型の鬼太鼓が集落内を門付けしてまわります。演じるのは保存会の「青野乙和会」で、豆まきと呼ばれる翁と薙刀を持った赤鬼、棒を持った青鬼の3役、裏太鼓で構成されます。翁は、白の翁面で烏帽子と一体となっています。背中に鶴や松が描かれた素おう姿で手に枡とナスを持っています。
翁は、太鼓と鬼の間を行ったり来たりしながら舞いますが、途中で、何度か立っている鬼の横に行ってちょっかいを出します。そして舞の終わりに枡で青鬼の背中をとんとたたくと、二匹の鬼は棒を振り回しながら前の方に逃げていきます。これは厄を払う意味があります。
神社での舞のあと、赤鬼が長刀で、鳥居に張られたしめ縄を切って、門付けに出発します。
鬼太鼓の後は、雄雌の2体の獅子が舞います。お互い交差しながら舞ったあと、カチカチと頭を鳴らしながら家へと入っていきます。
各家をまわる門付けでは、天狗面をつけお祓い棒を持った 人(猿田彦)が先導を務め、玄関口でお祓いをしたあと面を玄関に納めます。続いて獅子が入って獅子頭を納めます。
この祭りでは、世話役の当番宿が毎年もちまわりであり、鬼太鼓の面や道具などを2週間ほどあずかり、家に飾ります。
住吉まつりの鬼太鼓と樽囃子
50年前に地元の有志により始められた住吉の鬼太鼓は潟上型。子供から大人までが参加し、港町らしい荒々しい動きが特徴。近年は、女性による樽囃子が披露される。息のそろった高速打ちが見どころ。
中原・鍛冶町まつりの鬼太鼓
豆まき型の鬼太鼓で、豆まきの翁、鬼二匹、太鼓で構成。翁の衣装の背中に、鶴と八葉矢車が染め出されている。時々、翁の「ダーホイ」の掛け声で太鼓のリズムが変わるのが珍しい。
大膳神社の奉納能
大膳神社の能舞台は、佐渡に現存する35の能舞台の中で最も古く、茅葺き、寄棟造。佐渡で能に携わる人たちの多くはプロではなく、それぞれ仕事をしながら能の研鑽に努めている。演能のシテ方は、今は全て宝生流。