住所
〒952-0711 新潟県佐渡市赤泊154地図情報をLINEに送る
バス
赤泊線 「赤泊中町」下車 徒歩5分赤泊線:時刻表
車
赤泊港から車で約5駐車場あり乗用車20台
佐渡市赤泊集落では、八幡若宮社の春の例祭に対し、集落中央にある神明社で夏に乙祭が行われます。乙祭には、鬼太鼓と2匹の大獅子が門付けしてまわります。
赤泊集落は上町、中町、荒町の3つの町内に分けられますが、各町内の青年により鬼太鼓組が結成されるほか上町からは雌の大獅子、荒町からは雄の大獅子がでます。大獅子は、10人ほどの大人が入り伊勢音頭にあわせて、頭を振ったり口を開閉したりします。
鬼太鼓は、2体の鬼が対になって舞う「前浜型」で、現在のものは昭和30年代に、赤泊青年団が莚場集落から習ったものです。筵場集落の鬼太鼓は、3種類の舞方があり、その中から赤泊は「中式」の舞を取り入れていて、鬼の他に、祝儀(お花)を披露する進行役のローソがいて舞にもからみます。
演奏は太鼓と横笛で、太鼓は、裏打ちが桐の木で作った太いバチを使って力強く叩きます。そのテンポは他の集落の鬼太鼓より速く、それに伴い鬼の舞も速くなります。かつては、優雅なテンポだったということですが、いつの頃か速くなっていったということです。また、鬼は大人の「大きい鬼」に加え近年、助け打ちと呼ばれる子供の「小さい鬼」も作られ、交互に舞を披露しています。
昔の港町を感じさせる建物が残る旧道を鬼太鼓と大獅子が門付けして歩くので風情があります。家のもてなしで、赤泊特産の紅ズワイが出るところもあります。
北川内まつりの小獅子舞
例祭の宵宮だけに奉納される小獅子舞。境内に特設された土俵で、白装束に鳥の羽根や色紙の房で飾られた鹿の頭をかぶり、腰に太鼓をつけた三匹獅子が静かに舞う。途中、つぶろという仮面男がからかいに入り舞う。
宵の舞(相川音頭流し)
江戸時代に佐渡金銀山と佐渡奉行所を結んだメインストリート「京町通り」で、日没後にぼんぼりに火がともると、島内外から参加した民謡愛好者が浴衣に編み笠姿で、生の演奏と哀愁をおびた歌にあわせ踊り流す。
小布勢まつりの大獅子
高崎集落の雄獅子と西三川集落の雌獅子2体の大獅子に、10人近い男衆が入り、五穀豊穣などを祈願して、威勢良く舞う。途中の集落の御旅所では、腰を低く落とし頭を左右にゆっくりふるなどの長い舞が見られる。