住所
〒952-0706 新潟県佐渡市徳和530地図情報をLINEに送る
バス
前浜線 「三川」下車 徒歩10分前浜線:時刻表
秋の徳和まつりは、赤泊地区徳和集落の15の地域の中の春祭りが行われる7つの集落を除く8つの集落が対象で、その中にある大椋神社の例祭として行われます。祭りには、浅生集落から鬼太鼓が、他の集落から大獅子がでます。
浅生集落の鬼太鼓は、江戸時代末期に集落の安藤四郎左衛門により伝えられたと言われています。赤鬼二匹、黒鬼一匹、打ち子と呼ばれるたすきを掛けた子供、その場を盛り上げる鼻切り面を付けたロウソ、太鼓の裏打ちで構成され、鬼が片足を上げて踊る「一足型」が特徴です。鬼の持ち物は、バチ、長刀、マサカリがありその時々で持ち替えて踊りますが、マサカリはめったに使いません。
その踊りは、相川鉱山の坑夫が金を掘る姿を舞踊化したものだとも言われています。
大獅子は、神社の神様の遣いとされ、大人7人ほどが入って、集落内の家を門付けします。家の玄関前では、伊勢音頭や木遣りにあわせ体をくねらせながら頭を鳴らします。途中、御旅所に向かう神輿と出会う場所では、大獅子が神輿の前で舞ったあと、ロウソに導かれて周囲を3回威勢よく回ります。
門付けのあとは、大獅子が神社に戻る石段で、祭りの終わりを惜しむかのように、ゆっくりと上っていく「ねりあげ」が行われます。大獅子で歌われる伊勢音頭の歌詞は、「鶴が舞います鶴子の山に 小山はんじょうと舞い下がる 小木はまでもつ 相川山で 両津みなとは漁でもつ・・・」
鬼太鼓の鬼の持ち物には、バチ、長刀、マサカリがありますが、マサカリはめったに使わないので見られたら幸運です。また、3匹の鬼が一緒に踊る場面も貴重です。
石田まつりの鬼太鼓
能の所作を鬼の舞に取り入れた、阿吽一対の鬼が交互に舞う「潟上型」鬼太鼓。鬼は赤鬼と青鬼。手に持ったバチを細かく動かすところが特徴。獅子は舞にはからまない。
加茂歌代まつりの鬼太鼓
上組、中組、下組の3組の鬼太鼓が賑やかに門付けしてまわる。鬼太鼓の舞いは、両津夷集落から習ってきたものとされ、動きが大きい。朝6時に神社でそろって舞を奉納したあと、夕方まで門付けを続ける。
天王まつりの鬼太鼓
この集落の鬼太鼓は、江戸時代に能太夫が鬼舞に能の動きを取り入れた振り付けで、牛尾神社に奉納したとされている。この振り付けは、佐渡の鬼太鼓の6割が取り入れている「潟上型」の始まりとされている。