住所
〒952-0852 新潟県佐渡市赤玉620地図情報をLINEに送る
バス
東海岸線 「赤玉中」下車東海岸線:時刻表
車
両津港から車で約45分駐車場あり
佐渡市の東側、海沿いの集落、赤玉集落。その名の通り、日本3大銘石にも数えられてる「赤玉石」の産地として知られています。
4月の第二日曜日は集落の鎮守、赤玉神社の例祭です。
祭りには、厄を払う大獅子や鬼舞、子孫繁栄を祈る獅子踊りや五穀豊穣を祈る、花笠踊りなどの芸能が、古式ゆかしく奉納されます。
これらの芸能はその昔、京都から伝えられたと言われており、境内の中央を青竹で四角に区切った「庭」と呼ばれる中で演じられます。
芸能は、大獅子が、参道の急な石段を登る「坂上り」から始まり、大獅子が時間をかけて石段を登り、鳥居をくぐると次の芸能が始まります。
地を清め厄を払うといわれる「鬼舞」は、肩にかついだ太鼓のリズムにあわせ1匹の鬼が、重厚で厳かに舞います。続いて2匹のオス鹿が1匹のメス鹿を奪い合う恋の舞の「しし踊り」、あでやかな衣装に花笠をかぶった子供たちが稲作のようすを演じる「花笠踊り」が笛や太鼓のリズムにあわせ次々に奉納されます。
境内の上空に飾られているのは傘鉾。それに刺してある竹ひごと色紙で作られた「花」とよばれる飾りは奉納が終わると参拝者に配られます。
これを田畑にさしておくと、病害虫を防ぐと言われています。
これらの奉納が終わると、鬼舞と大獅子が集落内の家々をまわり門付けを行い日が暮れるまで、集落には祭りの音が響き渡ります。
これらの芸能は、6月中旬に行われる赤玉杉池祭りでも奉納されます。
説教人形とのろま人形
のろま人形は説教人形や文弥人形の間狂言。一人遣いの突っ込み人形をあやつる遣い手が佐渡弁の巧みなセリフ回しで、場の雰囲気に合わせ話を展開。時事ネタや風刺も交え、観衆の笑いを誘う。
徳和まつり(秋)の鬼太鼓と大獅子
徳和集落の8つの集落で行う秋のまつりで、浅生集落から鬼太鼓、他の集落から大獅子が出る。鬼太鼓は、片足を上げて踊る「一足型」が特徴。江戸時代末期に伝わり、鉱山の坑夫が金を掘る姿を舞踊化したともいわれる。
赤泊乙まつりの鬼太鼓
鬼太鼓は「前浜型」で大人と子供の舞がある。昭和30年代に3種類の舞方がある筵場集落の鬼太鼓から「中式」の舞を習って取り入れた。他の集落よりテンポが速い。10人ほどの大獅子も2匹出る。