住所
新潟県佐渡市真野新町540地図情報をLINEに送る
バス
小木線 「新町本町」下車 徒歩2分小木線:時刻表
車
両津港から車で約30分駐車場あり乗用車10台
新町大神宮の例祭で「たかみ獅子」という大獅子が町内を門付けして回ります。「たかみ」とは、竹や藤づるで編んだ農具で米などの穀物をふるって殻や塵などを分けて取り除くもの(藤箕)で、この「たかみ」を上下に重ねると獅子頭に見えることから作られたと言われています。
2体の獅子には、それぞれ約10人の男衆が入り、テンポの良い太鼓の音にあわせて、勢い良く各家の玄関に飛び込み頭をならして五穀豊穣や家内安全を祈ります。獅子に、頭をかんでもらうと一年間、健康で過ごせるといわれています。
たかみ獅子がいつごろから始まったかは分かりませんが、途中中断し復活したのは昭和52年の祭りからです。
かつて使っていた古い頭は幅65センチメートルほどの大きさ、ホロは何十人も入るもので、ただ町を練り歩くだけだった言われています。
しかし、新しい獅子には多少の芸をさせたいということで、ひとまわり小型な獅子頭を二つ作り、太鼓を加えて活気のあるものにして家々を門付けして歩くようになりました。
獅子には、赤い頭と髪の雌獅子、黒い頭と髪の雄獅子がいて、集落の山側と海側に分かれて門付けすることから雄を山の獅子、雌を海の獅子とも呼んでいます。
この獅子は、佐渡ではこの集落だけです。門付けは8時30分から16時30分の予定で、宮入の前に県道の両側から雄雌の獅子が勢いよく走ってきて絡み合ったあと鳥居をくぐる
ところが見どころです。

農具の藤箕を獅子頭にした佐渡ではここだけの大獅子におよそ10人の男衆が入り威勢良く門付けしてまわる。途中、2体の獅子がからむ場面がみどころ。


貝塚まつりの鬼太鼓
能が盛んだった貝塚集落の鬼太鼓は、新穂地区の鬼太鼓をベースに能の要素を強く取り入れた、静を中心とした舞となっている。潟上型。前に進んだ鬼が再び戻って太鼓の下に入る舞があるのが特徴。

稲荷町の小獅子舞
桜の柄の幕の「雄じし」、鹿の角に紅葉の柄の幕の「雌じし」、鏡と鶴亀の柄の幕の「子じし」の三匹による踊り。しし頭の毛にはスガモと呼ばれる海草を泥で酸化させたものを使い、毛がよくなびくように椿油を塗る。

赤玉まつりの花笠踊り
日本3大銘石にも数えられる「赤玉石」の産地「赤玉」集落の例祭。大獅子や鬼舞のほか、あでやかな衣装に花笠をかぶった子供たちが稲作の様子を演じる「花笠踊り」で五穀豊穣を祈る。京都から伝わった説あり。