住所
〒952-0214 新潟県佐渡市大久保地図情報をLINEに送る
バス
南線 「畑野西町」下車南線:時刻表
田遊び神事は、年の始めに田仕事を模擬的に演じて稲の豊作を祈る予祝行事で、佐渡市では、現在3つの集落に残っています。
そのうちのひとつ、畑野地区大久保集落の白山神社の田遊び神事は、毎年、1月3日の夕方に行われていて1961年(昭和36年)に新潟県の無形民俗文化財に指定されています。
神事は、田仕事を取り仕切る大屋と隠居役のほか田植えなどを手伝う田人役の6人のあわせて8人の氏子が務めます。かつては、田人は氏子の中で厄年を迎える男が務めていました。
参加者は、午後から集落センターに集まり裃、袴姿に着替えたあと、前日についた餅を切って鍬の柄をさして餅鍬を作ります。
支度が整うと、下駄をはき餅鍬を肩にかついで、神社へと向かい、社殿前の広場にある餅焼き石の上で、豆がらを焚いて、餅鍬の先に焼きを入れます。
そのあと社殿にあがり、畳をロの字に敷いた中の板の間を田んぼにみたて、神事が始まります。
大屋が苗代の場所を決めて種をまいたり、隠居が、田回りをして水の管理などをしたあと、田人とともに田起こしや苗取りなど田植えの準備を、即興のセリフを交えながら進めていきます。
そして最後に、全員が、ゆずり葉を持ち、大屋の音頭で、田の中心からあとずさりしながら丸く、車田方式に田植えを行います。田植えまでのすべての所作を終えたあと謡曲を歌って神事が終了します。
稲作にあたり、その年の豊作を祈る農民の姿は、この神事を通じて見ることができます。
この集落の田遊び神事は、別当寺の真禅寺が管理してきましたが、令和からは、大久保集落が引き継いでいます。
徳和まつり(春)
鬼太鼓は相川鉱山の抗夫が金を掘る姿を舞に取り入れたのが特徴で、オスメスの鬼が薙刀やバチを持ち片足をあげて舞う。「木遣り」が10番まで唄われる中、大獅子が時間をかけて石段を上る様は見応えがある。
大倉まつりの芸能
太鼓や薙刀、棒振り、箱馬、豆まき、獅子、流鏑馬など多彩な芸能が楽しめる。太鼓は、片足を上げながら打つ「一足型」で相川鬼太鼓の原型ともいう。豆まきは、赤鬼が枡と柿を持って黒鬼をからかうように舞う。
柿野浦まつりの鬼太鼓
佐渡の鬼太鼓で唯一、前浜型と潟上型の2種類の舞が見られる。山を越えれば潟上型の新穂へ。どちらも切れのある力強い舞が特徴。潟上型を「いさましいところ」、前浜型を「かわいいところ」とリクエストする。