住所
新潟県佐渡市小木町上野地図情報をLINEに送る
バス
宿根木線 「矢島入口」下車 徒歩7分宿根木線:時刻表
車
小木港から車で約10分駐車場なし
小木町上野集落にある諏訪神社の8月の例祭には、新潟県の無形民俗文化財に指定されている大々神楽が奉納されます。
この神楽は、江戸時代に、集落の人が京都方面から習ったともの伝えられていて、獅子の他、警固と呼ばれる「ささら」と「銭太鼓」、そして「つぶろ」と演奏の太鼓と横笛で構成されています。
獅子は頭と尾に二人が入り、頭役は、手に幣束を、尾の役は、拍子木を持っています。
獅子の動きは、「芝居」、「舞」、「しゃぎり」の3つに分かれていて、幣束を振ったり、頭を高く持ち上げて体を大きくまわしたりします。
「ささら」は手に竹の楽器を、「銭太鼓」は中に古銭をつるした太鼓を持っていて、いずれも白装束の子供が2人ずつ務めます。
警固役の「はじまる、はじまる、そのーそのー、ヤーハンヤ」の掛け声で始まり、「ヤーハンヤ ヤーハンヤ」とはやし立てながら獅子の前で舞うと獅子もそれに合わせて舞います。途中、獅子が地面に伏すと、警固役が獅子に向かって「お先は伊勢神明天照皇太神宮、お後はベズリベズリ弁戝天のご開帳」と祝詞を唱えると、獅子が再び起き上がります。そこに木製の男根を持ったつぶろが登場し、獅子を誘導しながら、家の玄関へと導きます。
演奏の大太鼓は、表と裏で叩きますが(裏バチ、表バチ)、裏は一定のリズムで、表は、それに合わせながらも変化をつけながらたたきます。
また、奉納後の門付けでは、各家からご祝儀が出ると、獅子の中に、役者がみんな入って感謝の気持ちを表します。
この大々神楽は、かつては、集落の門付けが終わると同じ日に行われている小木まつりに出向いて鎮守の木崎神社などでも舞を奉納していました。
浜河内まつりの鬼太鼓
二人の鬼が向かい合って舞う前浜型鬼太鼓。門付けでは、各家でお花(ご祝儀)がいくつも出され、その数だけリクエストに応じて、多様な鬼の組み合わせで舞う。大獅子に頭をかんでもらうと一年健康に過ごせるという。
真木まつりの鬼太鼓
阿吽一対の鬼(雄・雌)が交互に舞う潟上型で、すり足など能の舞を取り入れた舞。昭和50年の復活以降、近隣の集落に鬼太鼓がなかったころは、祭りの日に頼まれて舞っており、下久知集落の鬼太鼓に伝播。
三川まつりの鬼太鼓
腰細集落の鬼太鼓は、ロウソ・打ち子・黒鬼・赤鬼で構成。鬼は、バチ、長刀、まさかりの三種類のどれかを持ち、片足を大きく上げて踊る。また、大獅子が神社の急な石段をじわじわと上がる「練上げ」が見どころ。