住所
〒952-0604 新潟県佐渡市小木町334地図情報をLINEに送る
バス
赤泊線、小木線 「小木」下車赤泊線:時刻表
小木線:時刻表
車
両津港から車で約70分小木港から車で約1分
古くから北前船の寄港地として栄えた港町・小木町にある稲荷町には、小獅子舞と呼ばれる三匹獅子踊りが継承されています。
頭に太刀をつけ、桜の絵柄の幕の「雄じし」、鹿の角をつけ幕は紅葉の絵柄の「雌じし」、鏡をつけ幕は鶴亀の絵柄の「子じし」の三匹による踊りです。
ししの髪の毛にはスガモと呼ばれる海草を泥で酸化させたものを使います。祭りで舞う際にししの髪の毛がなびくようにと前日に椿油を塗って手入れをします。
三匹のししは腹の前に桶型の締太鼓をつけ、ばちでたたきながら、笛と唄に合わせて踊ります。
小獅子舞は、8月末の土日の二日間に亘って行われる小木港祭りとその前日の稲荷神社の例祭に演じられます。稲荷神社の例祭では、獅子役は獅子宿とよばれる当番の家で
夕方、支度をして稲荷神社に向かい、境内で踊りを奉納した後、町内を門付けして回ります。
現在、踊りは大きく分け、二種類あり神社では、宮を誉め称える唄が入る長い踊りの宮踊りと門付けで踊る町踊りがあります。
途中、一匹のししが踊りの輪から離れる場面がありますが、これは三匹の親子のししが遊んでいると、霧のため子じしがはぐれてしまい、親が必死に探し、その姿をみつけて喜ぶ場面で、しし踊りの見せ場となっています。
小木港祭りでは、小木町の各町内で継承されている様々な芸能が木崎神社に奉納されますが、昔から一番最初に奉納される芸能が小獅子舞と言う習わしとなっています。
最終日、各町内を門付けして回った小獅子舞は、夕方、荻大宮神社で宮踊りを奉納したあと提灯を先頭に稲荷町に戻ります。
その帰路で歌われるのが伊勢音頭。伊勢音頭が唄われている間は舞を求められてもししは踊りません。
哀愁をただよわせながら稲荷町につくとその年、小獅子舞の世話役をした獅子宿で踊って終わりとなります。
この獅子宿では、8月16日から祭り当日まで、小獅子の頭や衣装が飾られ祭りムードを盛り上げています。
浜河内まつりの鬼太鼓
二人の鬼が向かい合って舞う前浜型鬼太鼓。門付けでは、各家でお花(ご祝儀)がいくつも出され、その数だけリクエストに応じて、多様な鬼の組み合わせで舞う。大獅子に頭をかんでもらうと一年健康に過ごせるという。
真木まつりの鬼太鼓
阿吽一対の鬼(雄・雌)が交互に舞う潟上型で、すり足など能の舞を取り入れた舞。昭和50年の復活以降、近隣の集落に鬼太鼓がなかったころは、祭りの日に頼まれて舞っており、下久知集落の鬼太鼓に伝播。
宵の舞(相川音頭流し)
江戸時代に佐渡金銀山と佐渡奉行所を結んだメインストリート「京町通り」で、日没後にぼんぼりに火がともると、島内外から参加した民謡愛好者が浴衣に編み笠姿で、生の演奏と哀愁をおびた歌にあわせ踊り流す。