住所
新潟県佐渡市宮川1405-7地図情報をLINEに送る
バス
南線 「宮川」下車 徒歩5分南線:時刻表
佐渡市畑野地区の宮川集落にある一宮神社は、承久の変で佐渡へ流された順徳上皇の第一皇女・慶子皇女ゆかりの神社です。例祭の4月3日には早朝、鬼太鼓が奉納されたあと夕方まで集落内を門付けしてまわります。
鬼太鼓は潟上型で、摺り足など能の舞を取り入れた静かな舞が特徴です。戦時中一時中断しましたが昭和の中頃に復活しました。鬼は青鬼1体と赤鬼2体で交代で舞います。基本、最初に舞う赤鬼が新鬼(その年に初めて舞う人)で、次に舞う青鬼はベテランの人が努めます。2匹の獅子は太鼓の近くで鬼にからみます。
鬼の舞は、能の要素を取り入れたもので、飛び跳ねたりしない静かな舞が特徴。省略しない正調の舞は夕方5時ころに神社境内で披露される。
椿まつりの鬼太鼓
椿の鬼は、赤面の雄、赤面の雌の阿吽一対。衣装に特徴があり、オレンジや赤の生地で花柄、モンペは雄がえんじ色、雌が紺色でチェック柄。戦後、集落で家の布団の生地などを持ち寄って縫い、復活させた。
後尾まつりの鬼太鼓
佐渡の鬼太鼓の中で、唯一、天狗の面をつけた鬼(天狗)が登場して舞う。天狗の舞は、鬼の舞を変化させて舞っても良いとされていて、時には、他の鬼の舞の最中に乱入したり、太鼓を叩いたりもする。
貝塚まつりの鬼太鼓
能が盛んだった貝塚集落の鬼太鼓は、新穂地区の鬼太鼓をベースに能の要素を強く取り入れた、静を中心とした舞となっている。潟上型。前に進んだ鬼が再び戻って太鼓の下に入る舞があるのが特徴。