住所
新潟県佐渡市貝塚地図情報をLINEに送る
バス
本線 「貝塚」下車 徒歩10分本線:時刻表
金井地区貝塚集落の白山神社の例祭では、鬼太鼓が奉納され、朝から夕方まで各家を門付けしてまわります。集落内には、もうひとつ三嶋神社がありますが、鬼太鼓がないため同日に奉納されます。この鬼太鼓は、阿吽一対の鬼が交互に舞う「潟上型」で新穂潟上集落から習った新保集落から伝わったものと言われていますが、この集落は昔から能が盛んだったことから、舞の随所に能の所作が取り入れられていて静を中心とした舞になっています。
また、前に進んだ鬼が再び戻って太鼓の下に入る舞があるのが特徴です。獅子は、かつては鬼の舞にからんでいましたが人手不足のため現在は行われていません。省略のない本式の舞が見られるのは、昼前の神社と午後の三嶋神社、夕方の集落センターとなっています。
この鬼太鼓は、これまで氏子青年会により運営されてきましたが、昭和の中頃に人手不足で一時中断。復活後も会員の高齢化と人手不足のため令和元年から保存会がつくられました。
柿野浦まつりの鬼太鼓
佐渡の鬼太鼓で唯一、前浜型と潟上型の2種類の舞が見られる。山を越えれば潟上型の新穂へ。どちらも切れのある力強い舞が特徴。潟上型を「いさましいところ」、前浜型を「かわいいところ」とリクエストする。
三川まつりの鬼太鼓
腰細集落の鬼太鼓は、ロウソ・打ち子・黒鬼・赤鬼で構成。鬼は、バチ、長刀、まさかりの三種類のどれかを持ち、片足を大きく上げて踊る。また、大獅子が神社の急な石段をじわじわと上がる「練上げ」が見どころ。
中興まつりの鬼太鼓と流鏑馬
中興集落内の3つの地域からそれぞれ鬼太鼓が出て各家を門付け。それらが夕方に中興神社に集まり競演するところが見どころで、正式な舞が見られる。子どもは、鬼に頭をなでてもらうと一年、健康過ごせるとか。