住所
新潟県佐渡市畑野甲205地図情報をLINEに送る
バス
南線 「畑野学校前」下車 徒歩7分南線:時刻表
鬼太鼓は、熊野神社祭典青年鬼組により行われ、当日は午前0時に神社に舞を奉納したあと2組に分かれて集落内のおよそ550軒を門付けしてまわる。軒数が多い為、門付けが終わるのは深夜の11時30分ころと島内の鬼太鼓の中で最もハードと言われている。
鬼の舞は、能の要素を取り入れた潟上型で、茶鬼が黄緑と白、黒鬼が黒と白、雌鬼が赤と白の衣装となる。通常、新鬼は茶鬼から初めて、経験を積んで黒鬼、雌鬼となる。
踊り方は、3つあり、もと、つなぎ、矢車と呼ばれていている。茶と黒鬼が舞う際は、提灯持ちが出て鬼を誘導、雌鬼が舞う際は2匹の獅子がからむ。
太鼓の絵柄は、一般的な巴紋に加え、境内に菅原道真ゆかりのウメの木があることから太鼓の絵柄が梅の紋となっているものもある。
門付けの途中、神社から神輿が出発する午後1時ころと、神輿が神社に戻ってくる午後4時ころに鬼太鼓の奉納がある。
この他、午後から子ども流鏑馬が鳥居前で行われる。男子が射手姿で馬に乗って神社前の道路脇に設置された3ケ所の的をまわり弓矢で的を射る。これを3回繰り返す。的を射る前に、警護役が、真野湾の長石浜で汲んできた海水を榊にかけて的を祓う。うまく的の中央を射抜けば、豊作になると言われている。
この他、集落内をまわる神輿渡御には、下がり羽がついて太鼓と横笛を演奏する。


大膳神社の奉納能
大膳神社の能舞台は、佐渡に現存する約35の能舞台の中で最も古く、茅葺き、寄棟造。佐渡で能に携わる人たちの多くはプロではなく、それぞれ仕事をしながら能の研鑽に努めている。演能のシテ方は、今は全て宝生流。

沢崎まつりの大獅子
大獅子が、無病息災を願って集落の家の人の頭を噛んだり、漁港で岸壁から海に落ちて引き上げられたりする。ほかに、尉面で手に茄子を持っているマメ、鬼面で金棒を持ったゴツがいる。

小泊まつりの太鼓
羽茂本郷の若衆鬼太鼓を習って始めたもの。台車に乗せた大太鼓を表側に少し傾け、裏と表で太鼓を叩く。表太鼓は、2人が向かい合って交代しながら叩く。太鼓に向かって進む時は、片足をあげる。