住所
〒952-2135 新潟県佐渡市達者地図情報をLINEに送る
バス
海府線 「達者」下車 徒歩5分海府線:時刻表
車
両津港から車で約50分駐車場なし
相川地区の達者集落にある白山神社の例祭には、鬼太鼓と獅子が奉納され、集落内を門付けします。鬼太鼓は、豆撒きの翁が舞う「豆まき型」で翁の他、警固の長刀、棒、太鼓(裏、表)で構成されます。獅子は、雄と雌の獅子で構成されます。これらの芸能は、達者青年会により行われており、集落の言い伝えでは、昔、集落に疫病が流行った際に、旅の行者が厄除けの呪いとして青年会に教えたものとされていて「富山流」と呼ばれています。
豆まき型鬼太鼓は、相川地区から佐和田地区にかけて行われていますが、この集落のものは唯一、長刀と棒を持った武者が、向かい合って武術を演じるのが特徴です。また、翁は一般に、手に枡と柿又はナスを持って舞いますが、こちらは、枡のみで、豆を撒く動きがあります。舞の終盤に太鼓のリズムが変わると翁は、棒を持った武者の背中をポンと押すと、2人の武者は、棒と長刀を振り回しながら外に向かって進みます。
一方、一匹に3、4人ほどが入った獅子は鬼太鼓の後から門付けにまわり、玄関先で雄雌の獅子が頭を鳴らしながら舞います。舞は、雌獅子が、雄獅子を威嚇するように前に進むと雄獅子が後退りするもので、神社ではこれを7回、門付けでは3回繰り返します。集落に青年が大勢いた頃には、雌獅子が雄獅子を追いかけて集落外にも出て、なかなか戻ってこないこともあったそうです。集落内には、祭りに合わせ神社を含め4ケ所に、しめ縄が張られていて、豆まきが家々を門付けする前に、このしめ縄を切って出発します。
貝塚まつりの鬼太鼓
能が盛んだった貝塚集落の鬼太鼓は、新穂地区の鬼太鼓をベースに能の要素を強く取り入れた、静を中心とした舞となっている。潟上型。前に進んだ鬼が再び戻って太鼓の下に入る舞があるのが特徴。
新穂天神まつりの鬼太鼓
2日に渡り、北方子供鬼太鼓と新穂中央青年会の鬼太鼓が見られる。どちらも能の要素を取り入れた「潟上型」鬼太鼓で2匹の獅子が絡む。2日目の夜、天満宮前で提灯灯りの下、青年会の迫力ある本式の舞が披露される。
戸地まつりの白刃
神道白刃は、武術を長く忘れることのないようにと武技の形に鬼太鼓の舞を取り入れた武芸。武具は、小薙刀・大薙刀・半棒・大棒・陣鎌の5種。その組技が54もある。最後は、相手の刀に鎖を巻き付け奪い取る。