住所
〒952-0602新潟県佐渡市小比叡1085地図情報をLINEに送る
バス
小木線 「小比叡」下車 徒歩7分小木線:時刻表
車
小木港から車で約10駐車場あり乗用車20台
佐渡市小木地区小比叡の蓮華峰寺の境内に鎮座する小比叡神社で、毎年2月6日に田遊び神事が行われていて、平成16年に佐渡市の無形民族文化財に指定されました。田遊び神事は、その年の豊作を祈願する予祝儀礼で、祭壇前での式典、祝詞の奏上、弓始めの神事に続いて拝殿内で保存会の会員により行われます。拝殿を田んぼに見立て、羽織袴姿の頭取の指揮のもと法被股引姿の田人(たうど)3人が、田打ちから水加減、えんぶり、苗草ふり、大足ひき、種蒔き、苗取り、苗もち、田植えの田仕事を模擬的に演じます。
佐渡島内には、他に2ケ所で田遊び神事が伝えられていますが、小比叡のものは、田作業の途中にモグラやカラスの邪魔が入ったり、時々にアドリブのセリフを加えたりするなど、より観客を意識した演出がなされており、芸能としての性格が強いと考えられています。
その由来は定かではありませんが、宮守の久四郎家に嘉永5年(1852)の神事記録が伝えられており、江戸時代後期にはすでに演じられていたものと思われます。神事の中で、苗取り歌として「けさの白は、小金に似たる朝日かな、七里までもあいわひかな」。田植え歌として「田をつくらば、柳の下に田を作れ、柳のやふにほなみゆらせて」が歌われます。
2020年は人手不足により休止となりました。
神事の中で、観客に向かって、神前にお供えした餅やお菓子などが撒かれますので、拾ってご利益を得ましょう。また、観客の顔にも墨を塗られることもあるので要注意。
日野公忌奉納能
佐渡配流となって1332年に刑死した日野公こと日野資朝卿の命日に、墓がある妙宣寺で供養が行われ、本堂内の畳の間で能と鷺流狂言が奉納される。神社の能舞台とは、違った雰囲気が楽しめる。
説経人形とのろま人形
のろま人形は説経人形や文弥人形の間狂言。一人遣いの突っ込み人形をあやつる遣い手が佐渡弁の巧みなセリフ回しで、場の雰囲気に合わせ話を展開。時事ネタや風刺も交え、観衆の笑いを誘う。
赤泊乙まつりの鬼太鼓
鬼太鼓は「前浜型」で大人と子供の舞がある。昭和30年代に3種類の舞方がある筵場集落の鬼太鼓から「中式」の舞を習って取り入れた。他の集落よりテンポが速い。10人ほどの大獅子も2匹出る。