住所
〒952-1646 新潟県佐渡市相川大浦地図情報をLINEに送る
バス
七浦海岸線 「大浦」下車 徒歩5分七浦海岸線:時刻表
佐渡市相川地区の大浦集落にある尾平神社の例祭には、大浦青年会による豆まき型鬼太鼓や獅子、下り羽、巫女舞が奉納されます。集落の軒数はおよそ80軒で、鬼太鼓や獅子、下り羽は、一軒一軒、門付けしてまわります。
祭り当日は、芸能の門付けを希望する家の玄関先には、サカキの枝が掲げられています。豆まき型鬼太鼓は、翁と武者姿で長刀と棒をもった2人(棒つき)、太鼓、笹竹を持ってお花(ご祝儀)を披露する人(花よみ)で構成されています。また、昭和の中頃までは、表太鼓を叩く子供がいましたが、現在は省略されています。
翁は、烏帽子をかぶり顔の前に翁の面をつるして、手に枡と柿を持って、棒付きと太鼓の間を数回、往復しながら舞います。舞には、「5・7・5」と「3・5・3」の2種があります。棒付きの2人は、翁の舞の最中は、仁王立ちしています。獅子は、雄雌があり、若者が4人くらい入って、からみながら威勢よく舞います。祭り当日は、朝6時から神社をでて夜8時ころまで集落内をまわります。昼前に神輿が神社から出発する時は、鳥居の前で乙女舞、下り羽、鬼太鼓が奉納され、棒つきが長刀で鳥居の注連縄切ると神輿が集落内へと出ていき、そこから本格的な祭りが始まる。
この神輿渡御を前に、松の木に鉾を飾った山、「鉾さん」が集落内を回り厄神を払います。
20時頃、御旅所から神社に帰ろうとする神輿を青年会が押しもどして帰りを遅らせる『おかえり』という場面が見どころです。
片野尾歌舞伎
明治の初めに、佐渡に住みついた旅役者から芸を教わったのが佐渡の歌舞伎の始まり。片野尾歌舞伎は、大正15年に始まり神社の例祭に奉納されてきたが、戦争や役者不足などで何度も中断したが復活。
三川まつりの鬼太鼓
腰細集落の鬼太鼓は、ロウソ・打ち子・黒鬼・赤鬼で構成。鬼は、バチ、長刀、まさかりの三種類のどれかを持ち、片足を大きく上げて踊る。また、大獅子が神社の急な石段をじわじわと上がる「練上げ」が見どころ。
稲荷町の小獅子舞
桜の柄の幕の「雄じし」、鹿の角に紅葉の柄の幕の「雌じし」、鏡と鶴亀の柄の幕の「子じし」の三匹による踊り。しし頭の毛にはスガモと呼ばれる海草を泥で酸化させたものを使い、毛がよくなびくように椿油を塗る。