住所
〒952-0015 新潟県佐渡市住吉126地図情報をLINEに送る
バス
東海岸線 「住吉北」下車 徒歩1分東海岸線:時刻表
佐渡市両津地区住吉集落の鬼太鼓は、4月29日に行われている住吉神社の例祭に奉納、門付けされます。この集落の鬼太鼓は、子供たちにふるさとへの想いを育んでもらおうとおよそ50年前に地元の有志が結成した「住吉うしお会」によって始められました。鬼の舞は、潟上型で両津地区の春日町から習ったもので、港町らしい荒々しい動きが特徴です。会では、小学4年生ころから鬼太鼓を教えており、祭りには小学生から大人まで参加します。
鬼は雄と雌があり、雄の舞は、カチッとした舞、雌は滑らかな舞が特徴です。鬼にからむ獅子は無く、提灯持ちが鬼を誘導したり、「そら打て、そら打て」の掛け声で盛り上げます。
太鼓も舞もベテランになると基本を守りつつも、自分なりの色がでています。家々をまわる門付けは二組の鬼太鼓により午前7時から午後8時ころまで賑やかに行われます。
住吉まつりでは、鬼太鼓のほか、近年、女性の樽囃子が集落内の要所要所で演奏を披露します。この樽囃子は、集落の女性も祭りに参加できるようにと平成5年に小中高校生により結成され、平成20年には、そこで育った女性たちにより「姐樽」も結成され地域の祭り以外でも披露しています。一般的に7種類の叩き方があり、そこにアレンジを加えると17種類にもなります。
祭りでは子供と大人の息のそろった高速打ちが見どころで、横笛の演奏も加わって賑やかになります。


羽吉まつりの鬼太鼓
羽吉まつりは、両津羽吉の駒坂、馬場、吉住、野町の4集落から2組の鬼太鼓が出る羽黒神社の例祭。潟上型。上り旗といっしょに多くの「さるぼぼ」が飾られる。

三川まつりの鬼太鼓
腰細集落の鬼太鼓は、ロウソ・打ち子・黒鬼・赤鬼で構成。鬼は、バチ、長刀、まさかりの三種類のどれかを持ち、片足を大きく上げて踊る。また、大獅子が神社の急な石段をじわじわと上がる「練上げ」が見どころ。

大久保の田遊び神事
年始に田仕事を模擬的に演じて稲の豊作を祈る予祝行事。餅を切って鍬の柄をさして餅鍬を作り、豆がらを焚いて、餅鍬の先に焼きを入れる。畳をロの字に敷いた中の板の間を田んぼに見立て、丸く車田方式に田植えする。