住所
〒952-0701 新潟県佐渡市下川茂800地図情報をLINEに送る
バス
赤泊線、度津線 「五所神社」下車 徒歩2分赤泊線:時刻表
度津線:時刻表
車
赤泊港から車で約20分駐車場なし
佐渡市赤泊地区、下川茂集落にある五所神社では、毎年2月6日の夕方、一年の豊作を祈願し田起こしから田植までの所作を神前へ奉納する予祝芸能「御田植神事」が行われます。
神事は苗取式、朝飯式、田打式、昼飯式、大足式、田植式、夕飯式の七つの儀式に分かれ、これらを執り行うのは、神官と氏子の内の「宮方」と呼ばれる7軒の家の当主と決まっています。
この他、太鼓役と小苗打ちと呼ばれる10人あまりの子供たちがいて、苗取り、田植えの儀式の時には、太鼓を合図に小苗打ちが木の板を椿の木の棒で叩いて囃し立てます。(鳥追い)
田植え式では、6人の宮方が、苗取式で取った苗に見立てた松の葉を一把ずつ懐中から取り出し、自分の前に撒いて行きます。その際に誰にも聞こえないように口の中で歌を唱えます。
最後に参加者の代表が神前に玉串をささげて、およそ1時間の儀式が終わります。
儀式が終わると、神前へ供えてあった切り餅やお菓子などを氏子総代が、参加した子供たちや一般参詣者らに撒きます。
かつては、これらの儀式の状況を見ながら、その年の作物の出来を占ったということです。また、田植え式で撒かれた松の葉は、持ち帰って田んぼに撒けば豊作になると言われています。
この神事は平成30年まで女人禁制とされていましたが、それが解かれて以降は、小苗打ち役に女子も参加できるようになりました。
佐渡では3ケ所で田遊び神事が行われていますが、静かに儀式が執り行われるのは、ここだけです。神事の後には、五穀豊穣を祈る御札や、田植えの式で使われた松の葉が参拝者に配られます。
文弥人形芝居
着物の背を縦に裂いて、左手で胴体の軸を握り、糸を中指に巻いて頭を動かし、右手を右袖の中に入れて使う「差し込み式」で、豊かな感情表現が特徴。頭が前後左右に動くので「がくがく人形」とも呼ばれる。
住吉まつりの鬼太鼓と樽囃子
50年前に地元の有志により始められた住吉の鬼太鼓は潟上型。子供から大人までが参加し、港町らしい荒々しい動きが特徴。近年は、女性による樽囃子が披露される。息のそろった高速打ちが見どころ。
久知八幡宮例大祭の奉納芸
県無形文化財の花笠踊り、刀刀、鬼太鼓等の芸能が、3集落から古式ゆかしく奉納される。花笠踊りは1500年代から続き、田植えを祝う「御田踊」、豊作を祝う「神事踊」、収穫を祝う「千代踊」「金田踊」から成る。