住所
〒952-2222 新潟県佐渡市北川内1020地図情報をLINEに送る
バス
海府線 「北川内」下車 徒歩10分海府線:時刻表
4月15日に行われる佐渡市北川内集落の熊野神社の例祭の前夜、宵宮に獅子舞いが奉納されます。この集落の獅子舞いは、明治の初めころに集落の人が赤泊地区から習ってきたと言われていますが、衣装や舞い方も違っています。舞いは、境内に俵とおがくずを使って作られた土俵の中で行われます。獅子は、雄獅子、中獅子、雌獅子の3匹で、脇役として「つぶろ」が加わります。獅子は白装束で、鳥の羽根や色紙の房で飾られた鹿の頭をかぶり、腰に太鼓をつけます。つぶろは面をかぶり、色紙の房で飾られたふり棒を持っています。
獅子の舞は、大きく5つに区切られていて歌い手の短歌や長唄にあわせて腰の太鼓を打ち鳴らしながら舞います。途中、雌獅子を巡っての争いがあり、負けた獅子は土俵の外に出されます。つぶろは、獅子の舞の区切りの度に登場して、笛の音に合わせて、棒を振り回しながらこっけいに舞います。
この獅子舞の前後には豆まき翁の舞と長刀があります。豆まきは翌日の本祭で門付けも行われます。豆まき翁は、裏と表で打つ太鼓のリズムに合わせ右手に枡を持って舞います。
翁が舞い終わると長刀を持った2人が長刀を振り切りかざします。
かつては、大倉まつりで奉納される「箱馬」に似た芸もあったそうです。
夜の神社で、静かに舞われる獅子舞は、風情があります。
五所神社の御田植神事
新潟県無形民俗文化財に指定されている佐渡市の五所神社の御田植え神事は、その年の豊作を祈願する予祝芸能である。田起こしから田植までの所作を7つの儀式に。神事に楽人の演奏が付くのは佐渡ではここだけ。
稲荷町の小獅子舞
桜の柄の幕の「雄じし」、鹿の角に紅葉の柄の幕の「雌じし」、鏡と鶴亀の柄の幕の「子じし」の三匹による踊り。しし頭の毛にはスガモと呼ばれる海草を泥で酸化させたものを使い、毛がよくなびくように椿油を塗る。
説経人形とのろま人形
のろま人形は説経人形や文弥人形の間狂言。一人遣いの突っ込み人形をあやつる遣い手が佐渡弁の巧みなセリフ回しで、場の雰囲気に合わせ話を展開。時事ネタや風刺も交え、観衆の笑いを誘う。