住所
〒952-0028 新潟県佐渡市加茂歌代地図情報をLINEに送る
バス
本線 「春日町」下車 徒歩5分本線:時刻表
佐渡市の両津漁港近くの集落、春日町にある鎮守・春日神社の春の例大祭には、鬼太鼓が奉納されたあと2組に別れて各家を門付けにまわります。この集落で鬼太鼓が始まったのは昭和7年のこと。当時の青年会が、祭りを盛り上げようと、近くの集落で鬼太鼓が盛んな両津夷七ノ町から教えてもらったものです。鬼の舞は、能の要素を取り入れた「潟上型」で、そこに港町らしい勢いのある動きが加わっています。基本、舞に獅子はつかず、提灯持ちが勇ましい掛け声で鬼を誘導します。太鼓は、山車(やま)と呼ばれる台車に載せられ、それをたたく裏打ちもいっしょに乗り込みます。
面は阿吽一対で口を閉じた黒い面が雄、口を開けた赤い面が雌。雄の舞は力強く、雌は、円を描くようにしなやかな舞となっています。雌は舞の終盤に後に反って太鼓を打つ「いととり」と呼ばれる舞があるのが特徴です。
鬼太鼓といえば、集落内の男衆が中心となって行うのが一般的ですが、春日鬼組は、鬼太鼓をやりたいという人なら子供でも女性でも外国人でも快く受け入れています。このため、結成以来、その年の新しい舞方(新鬼)が途絶えたことはありません。平成16年からはアメリカのカルフォルニア州から鬼太鼓をやってみたいという人達を受け入れ、ワークショップを開いたり、祭りに参加してもらっており、これがきっかけで平成28年には、海外初の鬼太鼓組「北米春日鬼組」が結成され、佐渡との交流が深まっています。
この春日鬼組の鬼太鼓は、同じ両津地区の浦川集落に伝わっています。
日野公忌奉納能
佐渡配流となって1332年に刑死した日野公こと日野資朝卿の命日に、墓がある妙宣寺で供養が行われ、本堂内の畳の間で能と鷺流狂言が奉納される。神社の能舞台とは、違った雰囲気が楽しめる。
一ノ宮まつりの大獅子
10人ほどの男衆が入って各家を門付けしてまわる羽茂飯岡集落の大獅子。獅子は雌獅子だがやんちゃで、途中、家と家の間を移動する際、道路を使わず田んぼの中や川の中を渡る。大きく体をくねらせながら邪気を払う。
河原田まつりの鬼太鼓
神輿が天狗、稚児、下がり羽の先導で集落をまわり、道中数か所で、稚児による鬼の舞が披露される。夜にかけて、大万燈の引き回しがあるが、近年、青森のねぶたを参考に迫力ある大万燈を製作するようになった。